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【レビュー】映画「七つの会議」半沢直樹好き、会社勤めに疲れていたらオススメ

2/1(金)から全国公開の池井戸潤さん原作、映画「七つの会議」の見どころなどをお伝えします!

 

映画「七つの会議」:作品情報

映画「七つの会議」配給:東宝
監督:福澤克雄 脚本:丑尾健太郎、李正美 原作:池井戸潤
キャスト:野村萬斎、香川照之、及川光博 他

 

映画「七つの会議」見どころ①:会社という組織の実態

映画「七つの会議」では、様々な会社の部署が出てきます。

今回は社長、役員、人事、経理、営業が中心に進みます。

話の中でそれぞれがどんな責務を負っているか、またどんな業務を行い、会社に影響するかが如実に現れてお話を進めます。

そんな中、浮上する営業一課係長の“居眠り八角”こと八角(やすみ)。

彼はグータラ社員と言われながらも、彼に関わった社内の者たちの運命は少しずつ狂っていきます。

そしてそれに疑問を抱き、真相を求めるのは同じ一課の原島と浜本。

さて八角は何者なのか?

各部署の人間たちが複雑に絡み、さらには社外の親会社、下請けまでもを巻き込み、謎が謎を呼び中で、パズルのピースがはまっていくように一つ一つの辻褄が合っていく。

果たして、この謎の黒幕は誰なのか?
一体社内で何が起きているのか?

最初に大きな謎を提示し、それを解いていく筋なのでとても安心して楽しめますよ!

 

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映画「七つの会議」見どころ②:豪華俳優陣の演技対決

何と言っても俳優が豪華です!

八角役の野村萬斎、対立する北川役の香川照之を筆頭に、細部の脇役まで豪華な顔ぶれが揃います。

そして彼らに共通される演技のミッション、“表情”。「

半沢直樹」でもお馴染みですが、池井戸作品を演出する福田監督は“顔”に強いこだわりを持ちます。

戦う男の、焦り、恐怖、怒り、余裕。
その全てを顔の大写しのカットを繋げ、細切れに見せることで臨場感が生まれます。

特に大御所たちの目力には注目です。
男たちの睨み合いが最初から最後まで続きます。

目力の強さが、権力もとい悪の強さを物語っていますよ!

 

映画「七つの会議」見どころ③:正義は一体どこにあるのか?七つの会議に注目

この作品のタイトルでもある「七つの会議」。

七つの会議一つ一つに、真相のヒントは散りばめられています。

確かにこの映画には、会議室で行われる会議が7度登場します。

そして会議が重なる度に、八角や北川、社長や親会社の真実は暴かれていき、観客は最初の謎の答えあわせをしていくこように楽しむ事が出来ます。

果たして“会社”という縦社会組織、生存競争の中で、最後は誰が正義となるのか。

誰もが生き残るため、自分の立場のための過ちを重ねていく中で、最後には誰が、全てを捨て“正義感”となるのか。この映画は現代日本の逃れがたい実態を暴き、「正義とは一体どこにあるのか?」と私たちに問いかけてきます。

特に注目して欲しいのは最後の最後、エンドロール中の会議。

八角という主人公が、スクリーンの外に向かって訴える1人語りは必見です!

 

映画「七つの会議」良かったところ

この映画はかなりわかりやすく作られています。

冒頭は様々な立場の視点から、語り中心に進んでいくので複雑な“謎”の導入をしっかり掴む事ができます。

しかし、そこは池井戸さん。
観客を掴んだ後半は、社員になったような錯覚をしながら、真相を追っていける作りになっています。

特に、グータラ社員のレッテルを20年も貼られていた八角や、パワハラを受ける原島や浜本が会社を相手取り、正義感を突きつける下克上のような展開は、あの一斉を風靡した「半沢直樹」のような空気感を醸し出します。

八角は半沢直樹と比べ、普段はだらしなく、間らしい男ですが、そのスパイスが効いて、六つ目の会議「御前会議」では痛快な弁論を引っ提げ、親会社社長と真っ向から対峙します。

普段、抑圧を知らず知らずに受ける私たちにとってこの映画は池井戸作品らしい池井戸作品であり、明日を生きる活力をくれる力強い作品となっています!

 

映画「七つの会議」:こんなあなたは絶対見て!

①「半沢直樹」が好き

堅実に生き、復讐をする半沢とこの映画の八角は明らかに重なります。

真面目な半沢に対し、飄々としているようでやることをやっている八角と人物の“色”は違いますが、行き着く信念は同じように描かれています。

さらに「半沢直樹」にも出演していた俳優陣が多く採用されています。

例えば、香川照之、及川光博、片岡愛之助、北大路欣也など。

なんどもセカンドシーズンが噂されては実現せずに消え、とヤキモキしている貴方は間違いなく楽しめる作品になっています。

「半沢直樹」の魅力である“啖呵の切り合い”も健在ですよ!

②会社勤めに疲れている

池井戸作品全てに通じることではありますが、やはり絶対権力や上下関係に下層の人々が立ち向かうこと、それが最大の魅力です。

特に今回は民間の中堅メーカーと、銀行であった「半沢直樹」よりもさらに親しみやすい舞台です。

必ずご自身の経験に引き付けられるシーンが出てくると思いますし、もしかしたら今後の社会人生活を見直す一つのきっかけにすらなりうるかもしれません。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

「七つの会議」は七度開かれる会議を追いながら、会社の謎を暴いていく痛快社会派エンターテインメントです。

「半沢直樹」のキャストも多くし出演し、分かりやすく安心して観れる。

映画レビューサイトの評価も、星4以上!(2019/02/04現在)必見です!!