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【ネタバレ】映画「クリード 炎の宿敵」レビュー〜前作の振り返りも踏まえて〜

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クリード 炎の宿敵についてレビューを記載しました!
前作「クリード チャンプを継ぐ男」の振り返りも記載しているので、合わせてご参考にして頂けたらと思います。

ネタバレありなのでご注意下さいね!

Contents

前作「クリード チャンプを継ぐ男」の振り返り

主人公は、アドニス・ジョンソン(以下、ドニー)。
かつてのボクシング・ヘビー級チャンピオンであったアポロ・クリードを父に持ち、母親はその愛人である。
複雑な家庭環境のため、幼少期は施設で暮らしていた。

父の影響から本格的なボクシングを始めようと考え、父がいたデルフォイ・ジムに行くが、実績はメキシコの野試合しかないため断られる。
納得のいかないドニーは、自分が勝てば入会、負ければ愛車を渡すと賭けをした結果、2人には勝ったが、3人目に負けてしまい、愛車を奪われる。

その後、フィラデルフィアに移動したドニーは、父のかつてのライバルであるロッキー・バルボアを訪ねる。
ロッキーに自分のコーチを依頼するが断られてしまう。
ドニーは、ロッキーがかつて所属していたジムに入会し、トレーニングをしながら、ロッキーにアドバイスをもらいにいき、最終的にロッキーはコーチを承諾する。
このジムのボクサーである、レオとの対戦を持ち掛けられたロッキーはドニーを別のジムに移し、トレーニングを行う。

トレーニングを行いながら、同じマンションに暮らすビアンカと運命的な出会いを果たす。ビアンカは、クラブ等で歌う歌手である。
なお、進行性の難聴を抱えており、いつかは耳が聞こえなくなり、手話を勉強していることドニーに伝えるのであった。

迎えたレオとの試合当日。
ここまで、秘密にしていたドニーの父親のことが相手のトレーナーにばれてしまう。
このことを内緒にするように依頼するロッキー。
試合は2ラウンドKOでドニーが勝利を収める。
その翌日の報道で、ドニーの父親がアポロであると大々的に報道されてしまう。

その報道を見たのは、現在のヘビー級チャンピオンであるコンランのマネージャー。
収監が決まっており、最後の対戦相手を探していた。
話題になると考え、ロッキーに対戦を要望し、承諾を受ける。

タイトルマッチに向け、トレーニングを行うドニー。
そして、迎えた試合当日。
場所はコンランの地元。
完全アウェイでの戦いとなるドニーであったが、トレーニングの成果やセコンドについたロッキーのアドバイス、恋人ビアンカの声援もあり、善戦をする。判定に持ち込まれるが、結果はコンランの判定勝ちとなった。

試合後、フィラデルフィアに戻ったドニーとロッキーは、ロッキーがかつてトレーニングを行っていたフィラデルフィア美術館の階段を上がり、最上段から景色を眺めながら、お互いのきずなを確かめ合うのであった。

「クリード 炎の宿敵」のあらすじ

新チャンピオン誕生!

コンランの後に、チャンピオンになったボクサーとタイトルマッチを迎えたドニー。

このチャンピオンは、かつて父が所属したジムのボクサーであり、スパーリングでKOされ愛車を奪われたボクサーであった。
このボクサーをKOで倒したドニーは、父やロッキーが着けていたチャンピオンベルトを手に入れ、愛車も取り戻す。

その夜、ホテルの部屋で恋人・ビアンカにプロポーズをし、OKをもらう。

初防衛の対戦相手は?

ドニーの対戦相手に名乗り出たボクサー親子。

ドニーの父であるアポロ・クリードを亡くならせてしまったイワン・ドラゴとその息子ヴィクター・ドラゴであった。
ドラゴ親子はロシアからアメリカに来ており、アメリカでタイトル挑戦の記者会見を開き、アメリカで対戦することを宣言するのであった。
かつての嫌な予感が蘇ったロッキーは、ドニーに対戦をやめるように進言するが、聞き入れず、対戦を承諾する。
地元のロスに妻のビアンカとともに引っ越し、父の所属していたデルフォイ・ジムに行き、アポロのトレーナーをしていた人の息子をパートナーにし、ヴィクターとの対戦に向け、トレーニングを行う。
このとき、ビアンカが妊娠をしていることが判明する。

初防衛!!

迎えた初防衛戦。

このとき、ロッキーはドニーのセコンドにつかず、自分の店のテレビで観戦を行う。試合は、ヴィクターの圧倒的なパワーに翻弄されてしまう。
ドニーがダウンして倒れる途中に、再度殴ってしまう、ヴィクター。この行為が反則となり、ヴィクターの反則負けで試合は終わる。
ただ、ドニーは数多くのけがをし、入院してしまう。

ドラゴ親子の運命
ドニーを圧倒したヴィクターをねぎらい、ロシアにて祝勝会が行われる。祝勝会に招待されたドラゴ親子。ここに、自分たちを捨てたイワンの妻で、ヴィクターの母親であるルドミラが出席してくる。
ルドミラが出席したことに対し、怒ったヴィクターは席を立つ。追いかけたイワンに対し、自分たちをどん底に追いやった人間たちにペコペコしなければいけないんだと怒鳴るヴィクターであった。
イワンはロッキーに負けたことにより、ルドミラをはじめ、周りから人が去り、どん底の生活に落ちてしまったのであった。

過酷なトレーニング

試合に勝って、判定に負けたヴィクターは決着をつけるべく、ドニーにリターンマッチを持ち掛ける。
父親になることもあり、勝負に怖気ずくが、承諾する。
試合に向け、ロッキーに再度、トレーニングを依頼し、承諾を得る。

トレーニングに向かう前に、ビアンカが女の子を出産する。

トレーニングは砂漠の中央にある屋外のリング等であった。ここで過酷なトレーニングをつみ、試合に備えるのであった。
一方のヴィクターはイワンの指導の下、トレーニングを行い、こちらも試合に備えるのであった。

リターンマッチ!

迎えた運命の試合。
まず、ヴィクターが入場する。
その後に、妻ビアンカが先頭で歌いながら、ドニーが入場する。
ビアンカは、ドニーの母メアリーとともに、試合を観戦する。

ゴングが鳴り、試合開始。
以前の対戦とは違い、善戦するドニー。これは過酷なトレーニングの成果と、ロッキーの戦略によるものであった。
以前の対戦と同じように、大きなダメージを受けてしまうが、ヴィクターを圧倒していくドニー。
その結果、一方的な展開となり、息子の身を案じたイワンはタオルを投げ入れ、試合を終了させるのであった。

墓参りと息子宅への訪問

試合後、地元に戻ったドニーは、アポロの墓前にヴィクター戦の勝利を報告し、妻と娘を紹介するのであった。
一方、ロッキーのやり方に反発し、ロッキーのもとを去った息子・ロバートを訪ねる。
孫がドアを開け、父親にロッキーが誰かを聞いたところ、君のおじいちゃんだよと答える。

ロッキー親子が和解を行うのであった。

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「クリード 炎の宿敵」の印象や見どころ

印象

・「クリード 炎の宿敵」を見る前に、前作「クリード チャンプを継ぐ男」は観た方がいいです。

本編最初に行われるタイトルマッチになんで車が関わってくるのかわからないと思います。それ以外にも、いろいろ前作に関連する内容が出てきます。
余裕があるのでしたら、因縁の試合である、アポロVSドラゴ、ロッキーVSドラゴが描かれた、「ロッキー4/炎の友情」も観た方がいいと思います。

両方観ることができるのでしたら、「ロッキー4/炎の友情」のあとに、「クリード チャンプを継ぐ男」を観た方がいいと思います。

・ドニーとヴィクターは2回戦いますが、どちらの試合も見応えありました。
1回目は太刀打ちできないドニーが、2回目は過酷なトレーニングやロッキーのアドバイスでヴィクターを圧倒し、勝利をおさめていくのはよかったです。

・前作から引き続き今回もいろいろな親子が出ており、軒並み関係が悪い状態となっています。それが結果的に、よくなっていくところで涙が出てしまいます。

おすすめ度

・とにかく、ロッキーを見ていた人にはオススメします。
・ロッキーは全部見なくても、「クリード チャンプを継ぐ男」を見た人なら大丈夫です。
・どれも観ていなくて、本作から見る人でも、ちょくちょく前の振り返りの場面が出るので、わかるとは思いますが、わからないことも多いかなと感じました。

さいごに

いかがだったでしょうか?

・私の勝手な想像ですが、3作目は作りにくいかなと思います。
・前作で持ち越しとなったことが、本作で解決していることが多く、次につなげるような内容が見当たらないです。
・どのようになるかは、今後に期待したいと思います。

私のレビュー記事があなたのご参考になれば幸いです!