人生は、勘違いで成り立っているといっても過言ではありません。
実際に心理学でも証明されていることです。
下記の本を読んで大変参考になったので、勘違いを活かす方法をご紹介したいと思います。
上記の本では、勘違いさせる能力のことを「錯覚資産」と呼び、錯覚資産に騙されるなとメカニズムを紹介しています。
この錯覚資産は、心理学的には「ハロー効果」と呼ばれるものです。
ハロー効果とは?
ハロー効果とは社会心理学の現象で認知バイアスと呼ばれるものの一つに当たる、心理学用語です。ある対象を評価する際、対象者が持つ目立ちやすい特徴にひっぱられ、その他についての評価にバイアスがかかり歪んでしまう現象の事を指し、後光効果やハローエラーとも称されます。(ハロー効果の意味と具体例をわかりやすくご紹介より)
私は30代で東大を卒業して、ある大手企業の課長として働いています。
私が東大卒だと聞いて、私のことを全く分からない状態ながらも、すごい人なんだと思いませんでしたか?
30代なのに大企業の課長ってすごい人に違いないとも思われたかもしれません。
これまでのご経験でも相手の学歴を聞いて、東大を筆頭に高学歴だった場合、「無条件にこの人は、すごい人なんだ」と思った経験はありませんか?
ボサボサの髪で、ヨレヨレの服を着ていたとしてもです。
きっとあるはずです。
その人がたまたま失敗しても、「たまたまなのかな」と思ってしまいますよね?
これがまさにハロー効果です。
上記の本では錯覚資産に騙されるなと紹介されているのですが、錯覚資産=ハロー効果をビジネスや人間関係構築に役立てない手はありません。
では、どうやって役立てていったらいいのか?
役立て方についてご紹介していきたいと思います!
Contents
何でもいいから肩書きを持て
まずは、何でもいいので肩書きを持つというものです。
肩書きといって分かりやすいのは、課長や部長といった会社でも役職ですよね。
そんなに簡単に課長や部長になれたら、苦労しないよと言われそうですが、どんな肩書きでもあるに越したことはないです。
もし、主任になったけど、大した肩書きじゃないから名刺に記載しようか迷っているのであれば、絶対に記載した方がいいです。
肩書きに関しては、柔道3段とかそういったものでもアピール材料になりますので、肩書きを何かしら手に入れるというのは、ハロー効果に役立ちます。
分かりやすい実績を示す
そんなに簡単に肩書きなんて手に入らないよとお嘆きのあなたへ!
肩書きがないのであれば、分かりやすい実績を相手に示してみましょう。
例えば、何かのサービスを営業しているのであれば、〇〇(誰もが知る大企業)で採用されてますとアピールされれば、何だかすごいサービスの様な気がしませんか?
誰もが知る大企業の名前を借りたハロー効果です。
1万社で採用されてますと具体的な数で示すのもいいでしょう。
1万社で採用されてるんだから、いいサービスに違いないと思ってもらえたら、こっちのものです。
大企業の名前を出したり、数を出すことによって、いいサービスなのかと「箔をつける」のです。
いいサービスなんだと思って話を聞くのと、何だかよく分からんサービスと思って聞くのでは、同じ説明でも差が出るのは当然でしょう。
何でもいいので「箔」をつけれるものを見つけましょう!
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学歴がないのであれば、TOEICなどの資格を
冒頭で学歴で人を判断する例えを出しましたが、自分には学歴ないし・・・と、諦める必要はありません。
学歴がないのであれば、作りましょう!
といっても、社会人が今から受験勉強をして大学に入るのは現実的ではないでしょう。
そこで!
例えば、TOEICで高得点を取るといったことでも、ハロー効果が期待できます。
ご存知の通り、日本人は英語が苦手でコンプレックスに思っている人も多いです。
TOEICで高得点であると言われれば、すごい人と思ってしまいませんか?
大学に入り直すことは現実的出なくても、TOEICは毎月試験が行われていますので、取り組んでハロー効果を手に入れることが可能です。
ハロー効果のわらしべ長者に
わらしべ長者とは、
男が一本のわらしべを元手に、物々交換をへて次第に高価なものを得ていき、ついには田畑と屋敷を持つ「長者」となる物語。
転じて、物々交換でよりよいものを手に入れた人を指す。(はてなキーワードより)
いきなり大きなハロー効果を得ようと思っても正直、難しいでしょう。
わらしべ長者のようにハロー効果についても、小さなハロー効果からハロー効果を大きくしていくのです。
元々、何もないところから始まったとしても、TOEIC高得点→大企業に採用の実績実績→課長の肩書きといった具合にハロー効果をどんどん大きくしていくのです。
ハロー効果をどんどん大きくしていくことによって、元々、仕事ができる風であったとしても仕事ができるに変わっていくのです。
他にも、金持ち風から金持ちに、モテる風からモテるに、といった具合にハロー効果をあなたのものにしていきましょう!
誇張しすぎない、謙遜しない
ハロー効果を活かそうと思って、聞かれてもないのにいきなり私は高学歴ですとか、TOEIC900点ですとか言われても相手もある意味ビックリしてしまいます。
自分のハロー効果を活かせるように話を持っていくことも重要です。
学歴を話したいのであれば、学生の時1人暮らしをしていたと話してみて、どこに住んでたの?と相手に聞いてもらって大学の話に繋げるといった展開が必要でしょう。
何パターンか考えておけば、無理なく自分のハロー効果が発揮できるでしょう。
ハロー効果を活かすためには、謙遜して自分のアピール点を隠さないことが前提です。
嫌味になってはいけませんが、謙遜してハロー効果を発揮できないのもいけません。
あなたをすごい人なんだと、相手になるべく早く勘違いさせないといけないので、謙遜している場合ではありません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
冒頭でご紹介した通り、みんな勘違いして生きているのです。
その勘違いを活かさない手はありません。
最初は勘違いさせて、その後に実力を確認してもらえばいいのです。
食う食われるの時代になってきましたので、したたかに生きてみませんか?
最後になってしまいましたが、私は東大卒でもありませんし、大企業の課長でもありませんので・・・。例えとして、出したまでです。悪しからず。
今回ご紹介した内容があなたのご参考になれば幸いです。