本を読むことによって知識の幅を広げることができたり、小説は読んでて楽しいですよね。
一方、本って置き場所に困りませんか?
例えば、1週間で1冊読むペースだと年間52冊にもなります。
しかし、本棚のスペースは限られていますよね?
読んだら捨てるというのは、もったいない・・・。
でも、Book OFFに売りに行くのは面倒。
そもそも、読み直すかもしれないし。
そういった背景で捨てられない方も多いのではないでしょうか?
そういったお悩みにお答えできるのが、本の自炊です!
自炊って何?ご飯を自分で作ること??
違います!
自炊とは、 本を自分でデジタル化することです。
語源は、下記の通りです。
書籍の電子化の際、データを「自ら吸い込む」ことから「自炊」と呼ばれるようになった(Wikipediaより)。
方法としては、
「本を破壊」→ 「スキャナー」で読込ます。
「本をPDF化」することが可能です!
まず、下記の道具を用意します。
①パソコン
②スキャナー
③裁断機
①パソコン
どんなのでも大丈夫ですよ!
②スキャナー
両面読込ができる「scan snap」を購入しましょう。
自炊のスキャナーとして、定番中の定番です。
③裁断機
裁断機は、カール事務器の裁断機がオススメです。
私もこちらを使用しています。
もっと巨大で一気に裁断できる裁断機もありますが、置き場所のことを考えるとこちらがいいです。
下記の裁断機は、手ごろな大きさなので置き場所も取らないし、片手で十分持てる重さです。
3つの道具を揃えたら、すぐに本の自炊ができます。
所要時間は、慣れれば1冊5分ぐらいでできる様になりますよ!
そんなに難しい作業ではありませんので、心配しないで下さいね。
では、手順を写真付きでご紹介していきます!
たった6ステップです。
今回は、ひろゆき(西村 博之)さんの「働き方 完全無双」を自炊します。
Contents
①カバー、帯をはずす。
カバー、帯は外したら、必要ないのでそのままゴミ箱に入れます。
ここで注意することは、「しおり」が入ってれば、しおりも取り除きます。
(忘れてやすいので注意!!)
しおりが入ってしまっている状態だとScan Snapでスキャンしている際にエラーが出て止まってしまいます。(Scan Snapは、2枚同時に吸い込むとエラーが出ます)
逆にいえば、もし「しおり」と取り忘れていてもエラーが出てくれるので、しおりがスキャンされるという事態は起きないです。
②表紙、裏表紙の厚紙部分を破ります。
ここは慎重にいかずとも、サクッと表紙、裏表紙を引き裂けばOKです!
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③本を引き裂いて裁断できる厚さにしていきます。
本を引き裂いて、1つの束を5ミリ弱ぐらいの厚さにしていきます。
裁断さえできればいいので、束の厚さは大体で構いません。
きれいに引き裂けました!
引き裂くとこんな感じになります。
④綴じられていた面をカットしていきます。
綴じられていた面は、糊がついていてページが引っ付いてますので、裁断機で綴じられていた面をカットしていきます。
ギリギリを狙ってカットするとページが引っついてしまうことがあるので、端から5~7ミリぐらいをカットします。
文字さえ切れなければいいので、無理にギリギリを狙う必要はありません。
この作業を繰り返します。
何回かに分けて裁断していくので、ページの順番がぐちゃぐちゃにならない様に気をつけて下さいね。
カットできました!
本の断面がキレイになり、スキャンできる状態になりました!
⑤scan snapでスキャンしていきます。
scan snapの設定は下記の通りにします。
画質をよくするとファイルが重くなるので、「スーパーファイン」で十分です。
普通の文字だけの本であれば、白黒にしておきます。
カラーにしたい場合はカラーを選びますが、カラーにするとファイルが重くなってしまいます。
向きは、回転しないを選択しておきます。
「白紙ページを自動的に削除します」にチェックを入れておくと、白紙のページはでき上がりのPDFから自動的に削除されています。
「継続読み取りを有効にしておきます」としておけば、1つの束をスキャンし終わって、次の束をそのまま順番にスキャンしていくことができます。
(これにチェック入れておかないと、1つの束をスキャンし終わるとスキャン終了となってPDFができ上がります。その場合ですと1冊の本で5つ(束の数だけ)のPDFができます。Scan SnapにPDF編集ソフトがついてますので、この場合だと5つのPDFをソフトで結合させて、1つのPDFにする必要があります)
右上の「読み取り設定」を「検索可能なPDF」に設定しておくと「検索できるようになる」ので便利です♪
裁断した本のセットの仕方は「上下を逆さまにする」、
「若いぺージを奥側」にしてセットします。
1回でスキャンできる枚数が限られていますので、繰り返し行います。
全てスキャンするまでは継続読み取りを選択して、最後に読み取り終了をクリックします。
⑥読み取ったファイルはPDFされています。
コピーまたは、切りとって自分の好きな場所に保管します。
できあがりは下記のような形です。
慣れれば1冊5分ぐらいでできる様になりますよ。
私は持っている本を全て自炊して本棚を捨てました!
PDF化した本は、私はiPadで読んでいます。
iPadに自炊した本を入れておけば、本棚ごと持ち運んでいる状態にできます。
すごくないですか??
普段読まない自炊した本は、Google Drive(クラウド)に入れています。
Google Driveは無料で15GBまで使用できますので、自炊本を入れておくだけなら無料で十分だと思います。
Google Drive ホームページ
ipadで自炊した本を読む際には、下記のアプリで読んでいます。
ipadだと標準アプリの「ibooks」でも読むこともできますが、「右開きでしか読むこと」ができません。一般的な縦書きの本は、「左開きで読むこと」になります。
左開きで読むために「i文庫HD」というアプリを使用しています。
評価が2.4とかなり低いですが、私は問題なく使えてるのですけどね・・・。
有料アプリで840円と少々お高いですが、1度買いきりなので840円以上はかかりません。
自炊本をipadで読む際には便利ですよ!
自炊本をipadで読む場合には、「Wi-Fiモデル」にするか、「SIMフリー版を購入して格安SIMでの運用」をオススメします。月々の維持費を押さえられます。予算面でお悩みの方は参考にして下さいね。
格安SIMは独自の回線を使っている訳ではなく、docomo、auなどの大手キャリアの回線を借りて運営しているため、電波が届く範囲は同じです。
私も格安SIMを使用していますが、何の不自由もありません。
UQモバイルは回線品質がよく、格安なのに通信速度が高速です。
UQモバイルは、CMでもおなじみですよね。
WiMAXの運営会社ですので、安心して使用できる格安SIMです。
BIGLOBEは、KDDI(auの運営会社)の子会社なので、安心して選べる会社です。
キャンぺーンをやっていて、お安く利用できるようになっています。
本の置き場所、持ち運びでメリット満載の自炊に、ぜひチャレンジしてみて下さい!
なお、自炊した本を個人的に使うため以外で使用すると著作権の違反になりますので、注意して下さいね。