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【ネタバレ】映画「ボヘミアン・ラプソディ」レビュー〜QUEENの曲が頭から離れなくなる〜

映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、英国の伝説的ロックバンドQUEENのボーカルであるフレディ・マーキュリーの半生を描いた感動作です。

フレディ・マーキュリーと聞いたら、まず何が思い浮かぶでしょうか。

QUEENど真ん中の世代からしたら、青春が蘇るような懐かしい気持ちになるかもしれませんし、若い世代なら、ピチピチのボディスーツ姿で唄ってる髭のおじさん、といったぐらいのイメージかもしれませんね。

しかし、本作はQUEENを知らなくても共感できる王道のサクセスストーリーです。

若き青年たちがスターダムに駆け上がり、葛藤し、命を燃やす姿に胸が熱くなります。

さらに、劇中で登場する曲はどれもドラマやCMで耳にしたことがある名曲ばかりで、映画を観たあとしばらくはQUEENの曲が頭から離れなくなること間違いなしです!

いま若者の間では、QUEENブームの再燃ともいわれているくらいです。

映画「ボヘミアン・ラプソディ」についてレビューしていきますので、ご参考になれば幸いです。

ネタバレありなので、注意して下さいね!

フレディの生い立ち

物語は、フレディの生い立ちについても触れているのですが、これはなかなか衝撃的です。

空港の荷おろしの仕事をしていた若き日のフレディは、仕事仲間から「パキ」(パキスタン人の略で人種差別の意を持つ)と呼ばれてます。
実はフレディはインド出身で、アフリカのザンジバルから英国に亡命した一家だったんです。
ザンジバルは革命による混乱があり、国を追われる形での移住でした。

南アジア系の顔立ちと生まれつきの大きな出っ歯から、英国では好奇の目にもさらされていました。
世界中の女性たちを虜にした唯一無二の大スターは、あの才能とカリスマ性によるものだったことがわかります。
フレディはここから道を切り開いていったのだと思うと、早くも序盤からロックを感じて感慨深いです。

QUEENの成功

フレディ率いるQUEENは着々とレコード契約を結び、日本公演や全米ツアーを成功させますが、名曲が作られたレコーディング風景も見どころの1つです。

コインをドラムの上にばら撒いて効果音を作ったり、名曲「ボヘミアン・ラプソディ」の有名なオペラコーラスの様子などは見ているだけでワクワクしますよ。

ちなみに、本作で詳しくは描かれていませんが、QUEENは日本公演での熱狂的な歓迎が話題となり、英国でも逆輸入的な形で人気に火が付きました。

劇中には、親日家であったフレディが着物のようなパジャマを着ていたり、和テイストの小物がたびたび登場するのでぜひチェックしてみてくださいね!

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フレディの苦悩

フレディは同性愛者であったことを隠しながら生きていました。

メアリーを妻として愛するなか、フレディは男性に対する感情の芽生えを隠しきれなくなっていきます。
最愛のメアリーとの間に深まる溝と、本当に自分に対する葛藤・・・。

フレディは生涯、自分が同性愛者であることは公表しませんでした。
今でこそ、アーティストや著名人のカミングアウトは受け入れられつつありますが、当時はまだそういう時代ではなかったことがわかります。
そういったフレディの心の渇きが、連日の派手なパーティーへと駆り立てたのではと感じさせられます。

スターに登りつめたフレディは、地位や名声、金の全てを手に入れましたが、それに群が輩たちはフレディを利用しているだけなので、心はどこか不安で満たされませんでした。

道を見失ったフレディは、信頼すべきメンバーとの仲違えを起こし、どん底を味わいます。

最大の見どころは?

「ボヘミアン・ラプソディ」の一番の見どころは何といっても、1985年に行われた20世紀最大のチャリティライブイベント「ライブエイド」のシーンです。

QUEENが過去のバンドという烙印を押され落ち目にあった時、全世界に衛星中継されるこのイベントは、再び脚光を浴びる絶好の機会でした。

この機会に賭けていたQUEENは、ウェンブリー・スタジアムに集まった7万5千人の観客の前で完璧なパフォーマンスを見せます。
観客の心を掴むことが得意なフレディでしたが、なんとあの大観衆を一斉に合唱させてしまうのです。

喜びも苦悩も全て味わった今だからこそ、フレディから溢れ出す全身全霊のパフォーマンスとその歌詞に胸打たれる名場面です。

劇中では、実際の様子を忠実に再現しており、カメラマンにちょっかいを出してからかったり、母へ向けてした投げキスなど、フレディの細かな動きまで見事に再現されています。

大迫力の映像は本物のライブさながらで、見ているこちらまで曲が終わると拍手を送りたくなってしまいます。

ちなみに撮影で使われたウェンブリー・スタジアムは、ロンドンの飛行場に完全再現したレプリカだそうで、実際のライブエイドのディレクターもその再現度の高さに驚いたそうです。

さいごに

いかがだったでしょうか?

「ボヘミアン・ラプソディ」は、音楽好きならもちろん、幅広い人たちが楽しめる映画となっています。

心揺さぶられる伝説のアーティストの生涯を、ぜひその目で見届けてみてみませんか。